真面目ファーマシストサッカーコーチが「ジュニアサッカー 世界一わかりやすいポジションの授業」を読んで
Amazon→https://amzn.to/3OvbAQW
【何の本?】
サッカーでのそれぞれのポジションの根本的な役割とコツ、さらに基本的な止める・蹴る・運ぶを漫画でわかりやすく解説している
【本の内容の要約】
・ポジション別コツの詳細
GK:ポジショニングーボールとゴールの中心を結んだ線上に立つ
読みー軸足の向きから判断してシュートコースを読む
空間把握能力―センタリングなどをキャッチする際にボールの高さ等
を把握する
精神力―決定的な1点を防げば相手には-1点と同じぐらいの意味を
与える
準備―試合中は常に次のことを考えて準備をする
例)サイドからのクロスボール
→キッカーの体勢からどんなクロスボールがどこに来る
か予想する
ゴール前の味方・相手選手の位置や動きを見て、自分
や味方のポジションを修正する(マークを付ける、ス
ペースを埋める、キャッチした後どこにボールを出す
か等)
→あらゆる事態を想定し、シュートが来ても慌てずに対
応ができる
→本当にうまい選手は予測や準備がきちんとできている
CF:ゴールーヘディング、インサイド、ループ当たり損ね様々なゴール
がある
GKの逆をつく
→GKは動くがゴールは動かない
ゴールが見えたらシュートよりはゴールを見ないでもシュ
ートを打てるほうがいい
→ポストの位置を把握しておく(四隅、特に下はGKは下に向
かって動くため一番時間がかかり反応が遅れる)
DFはシュートを止めようとする
→その延長上にゴールがある
動きーオフ・ザ・ボールの時も、どうやってDFを外せるか、スペ
ースを作れるか考えて動く
相手との駆け引きをうまく利用してゴールをあげる力
ポジショニングー一瞬のスピードで相手と離れた位置に動くとボー
ルを受けられる
気持ちーゴールを決めてやろうという気持ちが大切
センターハーフ:役割―ゲームメイカー、攻守ともにこなし試合を組み立
てる
求められる能力―周りを見れる事
→次のプレーを予測できて、前もって準
備ができるから
―止める・蹴るがきちんとできる事
→自分がすぐにボールを動かせる位置に
止める
→味方の約50cm以内にければ味方は
楽
→正確にパスできることを早さより優先
する
―トラップ
→ボールが足に吸い付く・くっつけるイ
メージ
ボールの中心より上を触る
→足を引かなくてもボールが止まる精度
を追求できる事
―パス
→味方・敵・ボールは常に動いている
→動きを予想しつつ、ぎりぎりまで見る
必要がある
―考える力早く考える事
→見ることが大切
→敵と味方がどこにいるか見る
→慣れると見ると考えるがイコールにな
る
― 見る力
CB:求められる能力―高い守備力
1対1の強さ
ヘディングの強さ
インターセプトができる
奪ったボールを確実につなげる
*小学生年代は体が未熟なため適任かどうかはわ
からない
→ボールを奪おうと守れる選手は適しているか
もしれない
適任者―身体能力
→背が高いとヘディングで勝てる、足が速いとボールを追う
のに有利、
体が大きいとフィジカルコンタクトに勝てる(ボールを奪
いやすい)
―ポジショニングを細かく修正できる
→読みがいいとフィジカルコンタクトなしでボールを奪える
→相手の癖や動きを観察できるか、予想できるか
→全体が見える
→的確に声を出して味方を動かす
→自分も予想しやすくなる
SB:必要な能力―スピード
1対1での突破力・守備力
クロスの精度
ポジショニング
運動量・体力
SW:役割―サイドでの攻撃の起点を作ること
必要な能力―1対1の突破力・技術
スピード
クロスにファーで合わせる力
突破からのクロスの質
個の能力
クロスボールのコツー中の状況を見すぎるとミスキックしやすい
→自分もボールも動いているから、ボールを見ない
とミスしやすい
→DFがいない場所にければ最悪味方に合わなくて
も、DFが守れる場所ではないからクリアに時間
がかかる
ボランチ:役割―チームの舵取り(ゲームを中心的に動かす)
守備的なミッドフィルダー
ビルドアップ時にボールをさばける能力
(後方からパスを組み立てる時に軸になる)
ミスが少なく確実にプレーをできる能力(パス、トラッ
プ)
視野の確保(ボールを持っている時顔をあげる)
ポジショニングー無理に動かなくてもいい
蹴る:人それぞれ蹴り方・体格・足の形・足の着き方・体の使い方等は違
う
→練習・試して楽に正確に蹴れる方法を見つける
例)どんな体の使い方をすればいいか
ボールのどこをければいいか
基本はボールの中心をけること
自分の体の特徴を知る
上半身もきちんと使う
とめる:下を触ると浮く 上を触ると止まる
かかとで触ると反発する 足先だと勢いに負ける
親指の付け根でボールの点を触る
→インサイドの面だと、自分の体の前で止めようとすると面の角度
が変わりミスをする
ドリブル:ボールが体から離れず時のそばにボールを置くイメージ
→ボールが足にくっついているイメージ
→いつでもボールをけりだせるところに置くのがコツ
相手を抜くにはスピードの緩急と相手の逆をつくこと
自分がうまく抜けたときのイメージを覚えておく
シュート:ひざ下から上がキーパーの守備範囲
→低い弾道はキーパーは取りにくい・反応しにくい
【心に残った言葉・文章】
人を動かすのは「正しいかどうか」ではなく「楽しいかどうか」です
指導者にとって大切なのはゴールを奪おうとしている気持ちの子を探して
あげることではないでしょうか(FW選び編)
自分の得意分野があるならそれを伸ばすことが上達の近道
【勉強になったこと・感想・まとめ】
マンガでそれぞれのポジションごとにストーリーで解説していることにより
イメージが付きやすい
11のポジションがあり、それぞれに役割が存在する。動きや生かし方を知
ると楽しくなり活躍ができる
→プレーの質が上がる
練習方法や、基本的な考え方も記載されている
【こんな人にお勧め】
サッカーを始めたばかりでサッカーの基本を知りたい、行き詰っていて基本
を再認識したい人