真面目ファーマシストサッカーコーチが「ジュニアサッカー 世界一わかりやすいポジションの授業」を読んで

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【何の本?】

サッカーでのそれぞれのポジションの根本的な役割とコツ、さらに基本的な止める・蹴る・運ぶを漫画でわかりやすく解説している

【本の内容の要約】

・ポジション別コツの詳細

 GK:ポジショニングーボールとゴールの中心を結んだ線上に立つ

   読みー軸足の向きから判断してシュートコースを読む

   空間把握能力―センタリングなどをキャッチする際にボールの高さ等

          を把握する

   精神力―決定的な1点を防げば相手には-1点と同じぐらいの意味を

       与える

   準備―試合中は常に次のことを考えて準備をする

       例)サイドからのクロスボール

         →キッカーの体勢からどんなクロスボールがどこに来る

          か予想する

          ゴール前の味方・相手選手の位置や動きを見て、自分

          や味方のポジションを修正する(マークを付ける、ス

          ペースを埋める、キャッチした後どこにボールを出す

          か等)

         →あらゆる事態を想定し、シュートが来ても慌てずに対

          応ができる

         →本当にうまい選手は予測や準備がきちんとできている

 

 CF:ゴールーヘディング、インサイド、ループ当たり損ね様々なゴール

       がある

       GKの逆をつく

       →GKは動くがゴールは動かない

        ゴールが見えたらシュートよりはゴールを見ないでもシュ

        ートを打てるほうがいい

      →ポストの位置を把握しておく(四隅、特に下はGKは下に向

       かって動くため一番時間がかかり反応が遅れる)

      DFはシュートを止めようとする

      →その延長上にゴールがある

       

    動きーオフ・ザ・ボールの時も、どうやってDFを外せるか、スペ

       ースを作れるか考えて動く

       相手との駆け引きをうまく利用してゴールをあげる力

    ポジショニングー一瞬のスピードで相手と離れた位置に動くとボー

             ルを受けられる

    気持ちーゴールを決めてやろうという気持ちが大切

 

 センターハーフ:役割―ゲームメイカー、攻守ともにこなし試合を組み立

            てる

         求められる能力―周りを見れる事

                →次のプレーを予測できて、前もって準

                 備ができるから

                ―止める・蹴るがきちんとできる事

                →自分がすぐにボールを動かせる位置に

                 止める

                →味方の約50cm以内にければ味方は

                 楽

                →正確にパスできることを早さより優先

                 する

                ―トラップ

                →ボールが足に吸い付く・くっつけるイ

                 メージ

                 ボールの中心より上を触る

                →足を引かなくてもボールが止まる精度

                 を追求できる事

                ―パス

                →味方・敵・ボールは常に動いている

                →動きを予想しつつ、ぎりぎりまで見る

                 必要がある

                ―考える力早く考える事

                →見ることが大切

                →敵と味方がどこにいるか見る

                →慣れると見ると考えるがイコールにな

                 る

                ― 見る力

 

 CB:求められる能力―高い守備力

            1対1の強さ

            ヘディングの強さ

            インターセプトができる

            奪ったボールを確実につなげる

            *小学生年代は体が未熟なため適任かどうかはわ

             からない

             →ボールを奪おうと守れる選手は適しているか

              もしれない

    適任者―身体能力

       →背が高いとヘディングで勝てる、足が速いとボールを追う

        のに有利、   

        体が大きいとフィジカルコンタクトに勝てる(ボールを奪

        いやすい)

       ―ポジショニングを細かく修正できる

       →読みがいいとフィジカルコンタクトなしでボールを奪える

       →相手の癖や動きを観察できるか、予想できるか

    コーチングーフィールドプレーヤーの中で一番後ろにいる

         →全体が見える

         →的確に声を出して味方を動かす

         →自分も予想しやすくなる

 

 SB:必要な能力―スピード

          1対1での突破力・守備力

          クロスの精度

          ポジショニング

          運動量・体力

 

 SW:役割―サイドでの攻撃の起点を作ること

   必要な能力―1対1の突破力・技術

         スピード

         クロスにファーで合わせる力

         突破からのクロスの質

         個の能力

  クロスボールのコツー中の状況を見すぎるとミスキックしやすい

           →自分もボールも動いているから、ボールを見ない

            とミスしやすい

           →DFがいない場所にければ最悪味方に合わなくて

            も、DFが守れる場所ではないからクリアに時間

            がかかる

 

ボランチ:役割―チームの舵取り(ゲームを中心的に動かす)

        守備的なミッドフィルダー

        ビルドアップ時にボールをさばける能力

       (後方からパスを組み立てる時に軸になる)

        ミスが少なく確実にプレーをできる能力(パス、トラッ

        プ)

        視野の確保(ボールを持っている時顔をあげる)

     ポジショニングー無理に動かなくてもいい

               

蹴る:人それぞれ蹴り方・体格・足の形・足の着き方・体の使い方等は違

   う

   →練習・試して楽に正確に蹴れる方法を見つける

    例)どんな体の使い方をすればいいか

      ボールのどこをければいいか

    基本はボールの中心をけること

    自分の体の特徴を知る

    上半身もきちんと使う

    

とめる:下を触ると浮く 上を触ると止まる

    かかとで触ると反発する 足先だと勢いに負ける

    親指の付け根でボールの点を触る

    →インサイドの面だと、自分の体の前で止めようとすると面の角度

     が変わりミスをする

 

ドリブル:ボールが体から離れず時のそばにボールを置くイメージ

     →ボールが足にくっついているイメージ 

     →いつでもボールをけりだせるところに置くのがコツ

      相手を抜くにはスピードの緩急と相手の逆をつくこと

      自分がうまく抜けたときのイメージを覚えておく

 

シュート:ひざ下から上がキーパーの守備範囲

     →低い弾道はキーパーは取りにくい・反応しにくい

 

【心に残った言葉・文章】

人を動かすのは「正しいかどうか」ではなく「楽しいかどうか」です

指導者にとって大切なのはゴールを奪おうとしている気持ちの子を探して

あげることではないでしょうか(FW選び編)

自分の得意分野があるならそれを伸ばすことが上達の近道

【勉強になったこと・感想・まとめ】

マンガでそれぞれのポジションごとにストーリーで解説していることにより

イメージが付きやすい

11のポジションがあり、それぞれに役割が存在する。動きや生かし方を知

ると楽しくなり活躍ができる

→プレーの質が上がる

練習方法や、基本的な考え方も記載されている

【こんな人にお勧め】

サッカーを始めたばかりでサッカーの基本を知りたい、行き詰っていて基本

を再認識したい人